マーリン・レポート
こんにちは!
やっと夏になりました。うれしいでしょ?!
でも、まずは今年初めの話題から。私たちにとって今年初の競技会になった、2月のボルドー大会では、タミーナ号が数々の輝かしい成績を収めたほか、フリップ号はなんとグランプリで優勝を果たしました。夢のように楽しい経験でした。この後、私たちはスペインのビゴに転戦。そこではタミーナ号が一勝をあげ、フリップ号はワールドカップ・ポイントをさらに獲得、最終的にワールドカップ・ファイナル出場につながりました。
私と一部の愛馬たちにとっての「夏」は早くも3月、イタリアのアレッツォに競技会のため3週間滞在した時にスタートしていました。1年のこんなに早い時期から、広い芝コースを走れるなんて本当に最高でした。インドアでの競技が続いた後ですから、うれしさもひとしおだったんです。馬たちもこのことを喜んでいたようで、元気にはしゃぎ回っていました。アレッツォに帯同した馬は6頭――6歳のエロン・アフ・エストラフルト号に7歳牡馬のH&Mレヴール・ドゥ・ユールテビズ号(彼にはスウェーデン語で「キツネ」を意味する「レーヴェン」というニックネームを付けました)、同じく7歳のH&Mラヴェンナ号、そしてトルネッシュ号、H&Mアクトリス号、H&Mエスプリ号の6頭です。どの馬も好調でしたが、なかでも最高のパフォーマンスを見せたのは、エスプリ号。エスプリ号は、1試合を除く全試合で入賞を果たしました。
アレッツォ直後には、今年のグローバル・チャンピオンズ・ツアー開幕戦が待っていました。開催地がカタールのドーハだったため、私と馬たちは本物の暑さを体験することに――一番暑かった日の気温は38°Cに達しました。でもラッキーなことに、試合は日没後に行われたため、試合中の気温は20°C前後にしかなりませんでした。私はフリップ号とタミーナ号とともに試合に出場。悲喜こもごもの結果になりました。コースを嫌ったフリップ号は全体的にとてもナーバスになってしまったのですが、一方のタミーナ号はコースを気に入り、見事な飛越を披露しました。
その次に迎えたのが、イエーテボリ・ホースショーで開催されたワールドカップ・ファイナルです。滑り出しは好調で、予選1日目は8位の成績。フリップ号は実に見事な飛越を披露し、残りの試合も順調に進むかに見えました。しかし実際には、残されたチャンスはあまりなかったのですが。翌日行われた予選2日目のコースは、難易度のとても高いコースでした。フリップ号はここでも見事な飛越を見せていたのですが……7番障害で障害を落下させてしまいました。その後には、下にウォーターマットが敷かれたバーを跳ぶ、コンビネーション・ジャンプが控えていたのですが、フリップ号は障害の落下以降、跳ぶのを嫌がるようになりました。そんなわけで、残念ながら日曜日の決勝に進むことはできませんでした。でも別の意味で、私たちにはフィナーレが待っていました。スカンディナヴィウム・アリーナの満員の観客が見守るなか、フリップ号の引退セレモニーが盛大に執り行われたのです。それはとても悲しくもあり、とても感動的なことでもありました。大勢の人たちが私と一緒に涙を流してくれましたが、当のフリップ号は自分がジャンプをする予定のないことにいらだっている様子でした。彼女はこれまでも、そして現在も、筋金入りの最高の競技馬です! このホースショーには、トルネッシュ号とタミーナ号も帯同しました。トルネッシュ号は、障害を1つも落下させずにスカンディナヴィウムでの初試合を終え、一方のタミーナ号は2試合で2位、1試合で4位入賞を果たしました。
さあ、これからは再びアウトドア・シーズンです。ハンブルク、ヴィースバーデン、ノルシェーピング、カンヌ、モナコ、エストリル、そしてファルステルボでの大会が待っています。さらにこの他にも大会があるかもしれません。それについては、主にエスプリ号の成績次第になります。エスプリ号が好成績を出せれば、スーパーリーグ出場も夢ではないかもしれません。それはそれとして、私の夏の予定はしっかり立っています!
楽しい夏をお過ごしください。ファルステルボで皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!
マーリン
